夫の分まで生きますよ!
今朝も早よから起きてきた。
目覚めたのは5時半で、モソモソと起き出し、それから新聞を取りに行ったり、お茶の用意をして仏様を拝んだりしていると、いつのまにか 時間は過ぎている。
外を見ると、ショボショボと雨が降っていた。
この所、雨模様だけれど、今日の雨は何となく心も濡れるような、そんな風情だ。
まだ四十九日も終わっていないのだけれど、涙が出なくなってきた。
これは、良い事じゃないかな、うん、とても良い事だ!!
口うるさくて、口やかましくて、まあ、大変な人だった。
でも、ふと見せる優しさに、びっくりしたり、ちょっぴり感動したりして・・そう、人としては、かなりメリハリのある人だった と思う。
「お風呂の鏡、すぐ曇るねー」と言うと、知らない間に曇り止めをしてくれたし、洗濯物を干す時に不便だなー、と呟くと、その降り口にコンクリートを幾つか置いて、段差を作ってくれた。
外出して帰りが遅くなると、洗濯物を取り込んでくれた・・勿論、畳んではいないけれど。
私が不便だと思う事などは、すぐに対処しないといけない、と思っていたようだ。
それに、具合が悪くなる少し前には、東京に行かせてくれた どころではない、空港まで送り迎えしてくれたもんね。
私は、これを見て、あぁ、大丈夫なんだなーと、本気で思ったものだ。
けれど、結局 これが悪かったのかもしれない、帰宅して5日後に救急車で病院に運ばれたから。
先生は言われた、急変ではなくて、限界だったのかもしれません、と。
目力のある人だったけれど、それは最後まで目に力があった。
でも、もう、本当に体は限界まで来ていたのだ。
自分が亡くなるなんて思ってもみなかったかもしれないし、もし あまり生きる時間がないと言う事を何となく分かっていたにしても、こんなに早い別れが来るとは、思ってもみなかっただろう。
でも、だからこそ、私は夫の分まで、生きていかねばならないのだ。
明るく元気に、ノーテンキに、私らしく!!
ね、オトーサン!!
写真の中の顔は、笑っている。
目覚めたのは5時半で、モソモソと起き出し、それから新聞を取りに行ったり、お茶の用意をして仏様を拝んだりしていると、いつのまにか 時間は過ぎている。
外を見ると、ショボショボと雨が降っていた。
この所、雨模様だけれど、今日の雨は何となく心も濡れるような、そんな風情だ。
まだ四十九日も終わっていないのだけれど、涙が出なくなってきた。
これは、良い事じゃないかな、うん、とても良い事だ!!
口うるさくて、口やかましくて、まあ、大変な人だった。
でも、ふと見せる優しさに、びっくりしたり、ちょっぴり感動したりして・・そう、人としては、かなりメリハリのある人だった と思う。
「お風呂の鏡、すぐ曇るねー」と言うと、知らない間に曇り止めをしてくれたし、洗濯物を干す時に不便だなー、と呟くと、その降り口にコンクリートを幾つか置いて、段差を作ってくれた。
外出して帰りが遅くなると、洗濯物を取り込んでくれた・・勿論、畳んではいないけれど。
私が不便だと思う事などは、すぐに対処しないといけない、と思っていたようだ。

それに、具合が悪くなる少し前には、東京に行かせてくれた どころではない、空港まで送り迎えしてくれたもんね。
私は、これを見て、あぁ、大丈夫なんだなーと、本気で思ったものだ。
けれど、結局 これが悪かったのかもしれない、帰宅して5日後に救急車で病院に運ばれたから。
先生は言われた、急変ではなくて、限界だったのかもしれません、と。
目力のある人だったけれど、それは最後まで目に力があった。
でも、もう、本当に体は限界まで来ていたのだ。
自分が亡くなるなんて思ってもみなかったかもしれないし、もし あまり生きる時間がないと言う事を何となく分かっていたにしても、こんなに早い別れが来るとは、思ってもみなかっただろう。
でも、だからこそ、私は夫の分まで、生きていかねばならないのだ。
明るく元気に、ノーテンキに、私らしく!!
ね、オトーサン!!
写真の中の顔は、笑っている。